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highland's diary

多忙のため休止中。何かあればコメントでお願いします。

2014年アニメOP&ED10選とか

明けましておめでとうございます。

2014年TVアニメOP・ED10選を去年の内に上げるつもりだったのですが上げ忘れており、もう冬アニメも始まっているタイミングで何ですが折角なので上げようかと思います。

 ちなみに年末年始も劇マスBDを見たり『魔法使いTai!』を見たり冬コミで人に買って来て貰ったのをチェックしたりしてました。渡部圭祐原画集は分量もかなりのもので解説もいいしでかなり満足度高かった。掲載分は作画MADと被ってる部分もそこそこありで比較的チェックがラクでした(あと『ジャスティーン』はdアニで見れるので)。

 『劇マス』はようやくコメンタリ付きで見ましたが、意外だったのは中盤の、しっとりした緊張感を引っ張る部分がガッツリ神戸守さんコンテだったことで、分量的にもTV1エピソード分くらいじゃないだろうか。コンテでのアイディア出し含め、流石だった。

『眠り姫』は錦織さんのコンテですが、PV・MV的なものってアイマス以前から氏は好きですよね、まあグレパラとかもありますけど。


俗・さよなら絶望先生 OP 「リリキュア GOGO!」 - YouTube

「ちょっとした百合的要素」を遊びで組み入れるのもこの時からやってるんだ、と再確認。

 という訳で、脱線しましたが、OP・ED10選です。話数単位での10選を選んだので、OP・EDについても選んでみようという趣旨です。OP・ED併せて20個選ぶのは今回ちょっとキツいので併せて10個のセレクトです。

 ところで「OP・ED10選」というこの企画、特に選出の際に決まった基準やルールがあるという訳ではなさそうですが、OP・ED映像のいわゆる「完成度」の基準として自分が考えている要素は三つあって、それは「コンセプトの体現性」「楽曲とのマッチング」「映像的快楽」です。

 TVアニメのOP・ED映像の性質を考えると分かりますが、まずOP・EDは基本的に本編であるアニメエピソードの導入部もしくは幕切れを飾るものであり、例えばその内容と独立したMV等ではなく(もっともMVにも曲やアーティストに併せたコンセプトがあります)、従って本編の内容とは無関係ではいられないということ、そして通常は楽曲付きで鑑賞されるものであるということ、そして映像としては、アニメ本編のようにリアルな空間を構築する必要性からある程度解放され、純粋なイメージやコンセプトを突き詰める事も可能であるということです。

その三つからそれぞれ先述の条件が弾き出されます。また、毎回の放送で流れるという意味ではたとえば、その一回性を利用できる映画のオープニングタイトルとも違った性質を帯びてくると考えられます。

ということで、2014年のTVアニメのOP・EDから10個セレクトしてみましたが、あまり上に挙げたような観点は気にせずに結構好き勝手選びました。

野中乳揺れ。サビの長回しの感じ素晴らしい。「ドキッ」のカットとか、歌との合わせがニクいです。女の子の瞳孔にハート入れる表現って良いですね。普通にやったらエロ漫画みたいになっちゃうと思うので演出の匙加減ですけど。

  • 『ピンポン THE ANIMATION』OP(4話~)

松本大洋の漫画を大平晋也が仕上げたらこうなる、という。アニメートの快楽なんだけど、松本大洋のキャラと世界観という枠内にちゃんと嵌ってる感じもありで。

  • 『プリパラ』OP1

ミルキィホームズ』な感じのOP。女の子が変身するまでっていう仕立ての、こういうくらいのOPが良いですね。サビ部分の変身BANKは曲調がアップテンポに変化する曲に合わせサビ部で加速するアクションがGood。OPだからこれくらいやっても良い。みれぃの変身BANKの描き方がとにかく好きなんだけど、ここはパート割れしてないのかな。そのカットから、渡部明夫さんに続いて吉原達矢さんカットで〆という流れもいい。

『ハナヤマタ』OPの方がキャッチーさは上だけど、「コンセプトの体現性」の上からはこっちに軍配が上がる。最初の浮遊からの下界へと沈んでという、浮遊や飛翔のモチーフも本編と重なり合うし、その世界で彼等の目指すところまで、というストーリー部をやってるのもそう。全編にわたってチェスのイメージで統一してるのもまとまってる。前半の白・黒とカット毎の色変えもチェス盤を意識してるんでしょうね。色彩はキャラと背景とで同化させるのに合わせて、心象ともマッチングさせたりとか。密着マルチの使い方・カメラワークは上手い、色彩&撮影処理はさすが。

<参考>

アニメOPEDの“スピード感” - OTACRITIC

http://d.hatena.ne.jp/ukkah/20140616/p1

絵コンテ・演出・原画:石浜真史のOP。いわゆる「白石浜」。『Aちゃんねる』OPの進化系的な突き抜けたテロップワーク・シーン転換・デザインセンスに加え、石浜氏の影なしベタ塗りの艶っぽい絵の魅力。リップシンクのとこも4人全員芝居が違ったりと芸が細かい。

テロップ一体型のOPについては、歴史的に色々あると思いますが『R.O.DOVA(2001~2002)がテロップをグラフィックに組み込み、同時期の『あずまんが大王』(2002)のOPがテロップをオブジェクトとして出してキャラと同居させていて、その辺りからアニメ制作がデジタルに移行していったのとも絡んでテロップを演出に取り入れるOPが発達していったと思う(タイポグラフィのシャフト、湯浅、ufoのまなびストレートドルアーガの塔、etc.)。

で、その『R.O.D』と『あずまんが大王』の両方にアニメーターやキャラデで参加してたのが石浜さん。というか、石浜さんは『エイケン』のキャラデもやってて地味にパタ様の影響も受けてない?という。

石浜氏はアニメーターとして新房・細田・舛成と個性派演出家との付き合いがあって多彩な引き出しを持っているのが演出家としても強いですね。一人原画としてやって全てコントロールするのは、原画として絵を描きたいというのもあるでしょうが逆に言うと人に任せることが出来ないという所も感じてしまいますが、、、。

  • 『ソードアートオンライン2』ED1 ●『ソードアートオンライン2』OP2(19話~)

前者:『SAO2』ED1は幾何学的な破片とかもそうですが『進撃』ED1のようなスケッチ調のタッチの絵で6コマ作画とかの感じに、プラスしてブルートーンで統一した色遣いというのが個人的にツボです。コンセプト的には過去のトラウマとしての詩音、そしてシノンというキャラを詩音が受け入れ取り込むような感じ。演出はキャラに思い入れがある人がやってると分かります。

後者:『SAO2』「マザーズ・ロザリオ」編のOP。このチャプターの主役といえるユウキと、彼女率いるスリーピングナイツをフィーチャー。

鹿間さんはじめアクションアニメーターの集結もそうなんだけど、『SAO』を長い間やってきた足立さんならではのOPという感じ。カット構成とかが、ちょこちょこ『流星のロックマン トライブ』OPに似てるのも楽しい。

  • 『魔法戦争』ED

またも石浜氏の一人原画。何でかというと、石浜氏の仕事で今年一番ビビッと来たのがこれなんですね。多分、(テロップではなく)歌詞を取り入れたりとかMV的な映像の作り方を徹底してるからのように思います。

どちらもweb系作画のOP・ED。『Solaメソ』EDは江畑諒真作画で、過去と現在のキャラが交錯。ヤマノススメ17話でもキャラが前方に向かってくる、同一カット内で複数キャラ動くなどカロリー高いカットを多くやっていましたが、カメラワーク込みで演出からやってるとフレームイン・アウトのタイミング含め計算出来るのがあってやはり華があります。予備動作・揺れ戻し・髪揺れと、このリアルなタメツメスタイルはリバイバルがあるかもしれません。

牙狼』OPはこのキャラデザインに仁保さん沓名さんはじめweb系作画集結。色遣いや、全て原画で動いてる感じが素晴らしいです。本編もエフェクトや特効は凝ってますね。

作画的見所のあるOPは多かったけど、神風動画制作OPのようなセルをCGで動かしたりする試みも見られましたね。

【おまけ】

アニメじゃないけど多分今年一番反応したOP・EDの一つ。

金田伊功がアニメにハマる確実な切っ掛けになった自分としては、メモリアルなOPかもしれない。けど、実写版『キューティーハニー』と同じくやはり粗の方が目立ってしまった。ポージング&タイミングまでは合わせられるけどフォルムがダメなので映像的快楽が薄い。まあ、元々パロディでしかないといえばそうなのでそれで良いんだけど。

  • ちなみに

今「OP・ED職人」と目されてる人ら周辺(そうでない人も)演出家別に2014年にそれぞれ手掛けたOP・ED数(監督作含)をカウントしてみると

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長井龍雪 4

小野学 4

中村亮介 3

石浜真史 3

橘秀樹 3

URA 3

鈴木利正 3

出合小都美 2

山本沙代 2

梅津泰臣 1(監督作のみ)

鈴木典光 1

鈴木博文 1

江畑諒真 1

大張正巳 1

下田正美 1

大畑清隆 0

山下敏成 0

中澤一登 0

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その他大沼心・イヌカレー・龍輪さんらシャフト(系)演出家陣はver.違い含め色々とありましたね。

2015年は梅津さん(新房さんとこ以外にも幾つかやる予定)大畑さん(WORKING!!3期とか)あたり多分注目。

ということで、以上です。あまり総論的な話は観点がとっ散らかってしまうので苦手ですし、次は何か観点を絞って書こうと思います。

ちなみに1月は諸事情あって多分ブログもTwitterもあまり出来ないと思われます。至らないですが今年も宜しくお願いします。