highland's diary

一年で12記事目標にします。

舛成孝二さんと鈴木博文さんのEDアニメーション【検証】

今期のアニメ視聴と並行して『バトルアスリーテス 大運動会』(TV)を少しずつ見ている。

今期だと『ゴブリンスレイヤー』でも組んでいる倉田・黒田コンビが全話脚本を担当し、正統派なエンタメでありながら同時になかなかエグい展開もありで見どころは多い。放映時期は1998年~1999年。

’90年代を通じスタイリッシュ美少女アニメで名をはせたスタジオであるAICが制作しているだけあって美少女キャラばかり登場するオタクアニメ、そしてその中でも女性主人公で、かなり「百合」要素も強く感じさせる作品だ。何せ第2話にして添い寝展開がある。テレ東の夕方放送アニメだが、今放映されてたらTwitterで百合オタクが騒いでいただろうなと思う。

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画像左の青髪キャラの声優は川上とも子さん。

 それはさておき、

『バトルアスリーテス』のEDアニメ

EDアニメーションのクレジットを見ていて気付いたことがあった。

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OP・EDの演出にスタジオゑびす*1の二人(菅沼栄治舛成孝二)が参加してるけど、

EDアニメは鈴木博文さんの一人作画

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かわいい。

こういう感じのデフォルメ調の、手描き感あるアニメーションになっている。

鈴木博文さんのEDアニメ仕事

鈴木博文さんといえばNARUTOキャラクターデザイナーであり凄腕のアクションアニメーターと知られているけれど、単独でEDアニメーションを制作することも多い(撮影技術を持っているため絵コンテ・原画・仕上げまで自分一人で出来る)。『NARUTO』での仕事以外に、

近年では

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  • 『世界征服~謀略のズヴィズダー』完成版ED

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等を担当。これらは見たことある人多いのではないだろうか。

あるいは時期を遡ると、

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なども単独で手掛けている。『メダロット』は本編見てないのに引用して申し訳ない。

これらのEDのうちいくつかにも『バトルアスリーテス』同様にデフォルメの利かせたラクガキっぽいタッチのものを見ることができ、

鈴木博文さんの作画wikiにもその旨の記載がある(2018/10/31 閲覧)

同姓の鈴木典光までとはいかないが、彼の手掛けたEDも多い。
その仕事を覗いてみるとラクガキ調な仕上がりなモノが多かったりする。
メダロットバトルアスリーテス大運動会、てなもんやボイジャーズ、モンコレナイトNARUTO、なのは第一期等。)

鈴木博文さんがバリバリのアクションアニメーターとしての仕事をしながら、こういったスタイルのエンディングアニメーションを手掛けていることはやや不思議だなと思っていたのだけれど、これは鈴木博文さんが舛成孝二さんのEDアニメに影響を受けたからではないかと思いついたのだ。

 舛成孝二さんのEDアニメ

舛成孝二さんといえば『R.O.D』シリーズや『かみちゅ!』の監督として知られているけれど、’90年代のAIC作品を中心に2018年現在に至るまで、EDアニメーションを数多く演出している人でもある。

自身の監督作のEDまで含めると膨大な数にのぼるので一部を紹介すると、

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これが初のED仕事ですかね。*2

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岸田隆宏さんの一人原画。

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こちらも岸田隆宏さんの一人原画。

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これらは全て'90年代。『天地』シリーズ絡みが多め。

時代変わって、自身の監督作でのED

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こういう絵筆の感じが残る温かみのあるアニメーションが多い。舛成演出のEDが大体どういうテイストかは理解していただけたのではないだろうか。*4

さて、アニメ誌「アニメージュ」2002年1月号に掲載された舛成孝二さんのインタビュー小黒祐一郎さんがインタビュアーを担当する「この人に話を聞きたい」)において、舛成さんのEDアニメーションについて述べられている箇所がある。

(なお、インタビュー全文はこの本 ↓ に再録されている)

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舛成:スタジオユニコーンという会社に入りました。最初の頃は、「今のアニメの画」をちゃんと描こうとして取り組んでたんですよ。

――ああ、美形キャラとか、美少女とかを。

舛成:そうです。でも、どうやっても巧く描けないんですよ。 動画をやってて、一番楽しかったのが『メイプルタウン物語』とか、そういう作品でした。へにょへにょした画とか、ちょっとラフなタッチの画が好きだったんです。

このインタビューには小黒さんの注釈として

天地無用!』のエンディング以来、現在の『ココロ図書館』まで、彼はヘタウマ系の、あるいはラフなタッチの画のエンディングを何度か作っている。絵コンテで描く画も、ああいった感じの画なのだそうだ。

との記述がなされている。

舛成孝二さんの絵コンテのうち、今手元にあって見れるのがTHE IDOLM@STER』第7話「大好きなもの、大切なもの」・第23話「私」の絵コンテの抜粋*5だけなので、以下にこれを転載する。

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かわいい。

また、絵コンテ以外で舛成孝二さんの(おそらく)素の絵が見れるアニメとしては、

1999年にWOWOWで放映されていたD4プリンセス舛成孝二コンテ回(第7話「東方帝都学園24時 瑠璃堂どりす」)がある。

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…まあ、映像的にはへちょいのでわざわざ見なくてもいいとは思う。この回だけこういう特殊な感じになっています。

D4プリンセス』はEDの電波ソングが有名だけど今見てもまあまあ楽しめます。

このときの舛成孝二さんはこういうコンテや演出をやるような人でもあった。

舛成孝二さんと鈴木博文さんの共同仕事

話が戻るけど、舛成孝二さんのこういったスタイルが鈴木博文さんに受け継がれたと思う根拠としては、’90年代後半~’00年代初頭にかけて、この二人はタッグを組んで数多くのエンディングアニメーションを作っているからだ。*6

演出:舛成孝二、作画:鈴木博文のコンビで作ったEDアニメーションを調べてみると、

先に挙げた『バトルアスリーテス』ED(1997年)以外に、

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 舛成孝二さんの監督作。アニメーター豪華で作画的見所多くてオススメ。ヒロインの声優はデビュー当時の堀江由衣さん。

  • 『アンドロイドアナMAICO2010』ED(1998年)

同じく舛成孝二さん監督で、ラジオ番組制作とアンドロイドを題材にとった作品。

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DVDが手元になかったので拾い物の画像だけど、こういう感じの絵が動いてるEDですね。この作品はお仕事アニメの傑作なんだけれど再評価の機会がなかなか来ないです。

  • 『デュアル!ぱられるんるん物語』ED(1999年)

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という感じに色々組んで作っている。

この時期になるとデジタルの導入が見られますね。舛成さんがこういった、手描き風のふにゃふにゃした絵とCGを組み合わたりといった演出をやられて、鈴木博文さんもそれを自身の中に取り入れたのではないかと思う。

余談であるが『デュアル!』は確かあおきえいさんがAICの撮影時代に参加した作品だったかと。

また、鈴木博文×舛成孝二さんのコンビとしては見逃せないものとして、

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 かわいい。

リスキー☆セフティ』は舛成孝二さんの監督作で、これは昔話の紙芝居のはずが何故か宇宙戦艦とかうる星やつらとかパロディがやたら入る回。

これは舛成孝二さん自身のコンテ演出ではないですが、2クールアニメで枚数を減らす回を作ろうとなったときに鈴木博文さんがこの特殊な紙芝居パートの作画やることになったということは、EDアニメーションといったものを通じた二人のタッグの強さを伺わせる。

『リスキー~』はレイアウトが地味に良くて、天使と悪魔のチビキャラの視点から見た部屋の広さといったものも上手く表現されているし、けっこう良作だと思う。

ちなみに、舛成孝二さんと鈴木博文さんが最後に二人で制作担当したEDアニメは 

  • 天地無用! 魎皇鬼』(第三期)ED(2003年)みたいですね。

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この二人の関係ってどこかで分かったりしないかなあと思うのですが。ネットで検索かけても特にヒットしないし、『R.O.D』(OVA)のオーディオコメンタリーとかで言及がありそうですが、そこまで掘る気力が……。岸田さんとの絡みも多いし、鈴木博文さんてスタジオゑびすと関係あったりするのでしょうか?

 舛成さんから鈴木博文さんのスタイルへの継承

 そして舛成さんとタッグを組んで以降に、鈴木博文さん単体で手掛けたEDアニメーションはというと、

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ラクガキみたいなちびキャラの顔がデジタルで飛び交うアニメーション。

『てなもんや~』は月村了衛さん原案、新房昭之監督という異色のアニメ。石浜真史さんによると、月村先生と新房監督は制作中「いかにして『仁義なき~』シリーズのパロディを作品に多く盛り込めるか」ばかり話してたという。 

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こちらは手描き調で名作劇場っぽい。

こちらも舛成孝二さん監督作ですが、EDアニメーションは鈴木博文さんが椎野隆介さんという方と共同で担当。デジタルの移行期にあって、こういった絵でエンディングを作る手法は舛成さんとのタッグで取り入れたものかもしれない。*8

そして、鈴木博文さんのこうしたテイストは、上に挙げたメダロット』『なのは』(とかモンコレナイト』、『NARUTO』)EDのようなスタイルへと受け継がれていくことになる。

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鈴木博文さんといえば『NARUTO』の仕事がやはり多いので、都留稔幸さんと組んで

膨大な数のEDアニメを作っていますが(自分は未チェック)、作画や演出で参加したEDにもこういったテイストが流用されているかもしれない。

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ちなみに、比較対象として、舛成孝二さんとタッグを組む以前に鈴木博文さんが手掛けたEDアニメーションも存在する。

たとえば

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こちら鈴木博文さんの単独アニメーションだけど、キャラも空間も写実的で、本編と全然変わらないタッチになっている。

また、こどものおもちゃOVA(1995年)のEDアニメーションを都留稔幸さんと共同でやっているようだ。DVDで出てなくて、今はおそらく見る手段がない……けれど、こちらもキャラは本編と変わらないタッチで描かれているようだ(手描き調でデフォルメを利かせた感じではない)。

 

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https://twitter.com/Anime_VHS/status/701430182805053440

クレジットを見るとOVA版は鈴木行さんが監督でJ.C.STAFF制作なんですね。

TV版の方は再放送で見てましたが、大地監督特有の、ハイテンションでまくしたてるようなテンポと可愛いキャラ絵が印象的でした。

さて、

鈴木博文さんの現在の仕事

に戻ると、

影絵のシルエットで見せる処理が『まどか』辺りから増えてきて(というかシャフト作品での仕事ですね)、

OVAクビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い(2016年)のEDなどもそういった感じである。

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この辺りになるとテイストがだいぶ変化しているように見えるけれど、

一方で、それまでのスタイルを取り入れているようなところもある。

  • 『劇場版 魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語』ED(2013年)

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これもそれっぽい。TV版と同じくシルエットで見せるようなスタイルですが、背景はラクガキのようなデフォルメ調ですね。
これまでのスタイルを取り込みつつ、発展系という感じもする。

(「君の銀の庭」は映像だけ抜いてくるのがもったいないくらいの名エンディングですが、ご容赦ください) 

やっぱり新房作品での仕事が最近ではまた増えてますね。

まとめ
  • 舛成孝二さんの手掛けたEDアニメーションは自身の絵柄を反映した、ヘタウマ系の、あるいはラフなタッチの画のものが多い。
  • 鈴木博文さんのEDアニメーションも似たテイストのものが多く、これは舛成孝二さんとタッグを組む中でそのスタイルを取り入れたのではないか。
  • 鈴木博文さんは舛成孝二さんのEDアニメに影響を受けたがそれを取り込む形で発展させている

…と、ここまで書いて思ったけれど

岸田隆宏さんが作画を担当したEDアニメーション

も舛成さんと似たようなテイストが多い。

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舛成さんEDと似たようなタッチ。

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同じく大森貴弘監督作。この作品、今になって思うとけっこう百合ですね。

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岸田隆宏さんキャラデ。これも本編は見たことない(DVD買ったら見れるのか?)のでED画像だけ引用するのは後ろめたい…。

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有名なEDアニメーション。大畑清隆さん演出。

こちらはややズレるかも。そういえばこのEDの女の子を根拠に『シスプリ』=『ビューティフルドリーマー』説を唱える人とかいましたね。本編は今となっては別に見なくていいかと思う。

鈴木博文さんと同様、岸田隆宏さんも’90年代に舛成孝二さんとタッグを組んで多くのEDアニメーションを作っていて、二人は共通するテイストを持っているのだなあと思います。

ただ、舛成さんと岸田さんはスタジオゑびすの同期という感じだし、岸田さんが元々こういうテイストを持っているというのも考えられるので、一方的な影響関係ではないかもしれません。

おまけ

上述の通り、鈴木博文さんは『まどマギ』『なのは』をはじめ新房昭之作品のEDも多く手掛けているけれど、鈴木博文さんが初めて新房昭之のEDを手掛けたのはOVAそれゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコII』(1997年)の第3話EDが初!ということが調べていて分かった。かなり古くからの縁ですね。『コゼットの肖像』を作ってから疎遠になっていたのが、『まどか』TV版以降はまた組み出すようになっているかと思う。このEDはメカが出るところが佐々木正勝さん?

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最後に

それにしても、OPやEDアニメーションって本編を全く見ずしても語れてしまうところはあって、そればかり言及するのってあんまり良くないような気もしてしまいますね。現にこの記事でもいくつかのタイトルでやってしまったので反省したい。

色々脱線したけれど、まあ要するに、こういうラフなタッチのアニメーションって良いなと個人的には思います。’90年代や’00年代にはこういうテイストのEDがおそらく今より多かったかもしれない。作画的にはそれほど注目されないだろうけれど、作品の雰囲気には十二分に貢献する。

EDアニメは、作品の顔であるOPアニメと違って色々な表現を試せるところがあって、『きまぐれオレンジ☆ロード』(1987年)ED2の砂絵アニメをはじめ、表現主義的なスタイルのものが現に多く作られてきているし、また、そうであって欲しいと思う。

こういったものがより注目されると良いのかもしれない、と感じて書かせていただきました。

 

かみちゅ! 大全ちゅ?!

かみちゅ! 大全ちゅ?!

 

 

*1:今なお現役で大活躍している松原秀典さん(『この世界の片隅に』『サクラ大戦』シリーズのキャラデ)、岸田隆宏さん(『lain』『まどか』のキャラデ)、菅沼栄治さん(『こどものじかん』『ましろ色シンフォニー』監督)、舛成孝二さん等が在籍したすごいスタジオ

*2:このEDは元々岸田隆宏さんがやる予定だったのだが、忙しさを理由に岸田さんが断ったところで舛成さんが仕事を横から取った感じらしい。

*3:『エルハ~』は’90年代的な異世界転生ものだけど、珍しく中東風の世界観であったり主人公の女装展開や百合もあったりで今でも新鮮に見れるかと思う。OVA第一期を見るのが良いかと思います。

*4:ただ、舛成さんの近年のEDアニメ仕事は作品本編のテイストに合わせたものが多く、あまりこういう感じではない。

*5:某同人誌で見れる。怒られたら消します。

*6:鈴木博文さんはEDアニメ以外にも『R.O.D』のOVAとか、舛成監督作にアニメーターとして参加することも多い。

*7:リスキー☆セフティ』同様、『ココロ図書館』も映像的に派手なことは何もやっていないんだけど、静かで温かみのある雰囲気を持ち、この時期のアニメにしてはあまり古びていないと思う。彩度の低い落ち着いた画面や、音響が主な理由だろうか。

*8:ここにではあまりそういった話はしてないですが、舛成さんと組んだ『フォトン』EDと、鈴木博文さんが単独で手掛けた『満月をさがして』EDなどを比較すると、CGと作画の組み合わせという面で影響も感じられる。